「働くって楽しそう!」を作りたい
Kondo.M
クリエイティブ部 編集
2019年 新卒入社
法政大学卒。『日本の人事部』『HRカンファレンス』のマーケティング営業経験後、2022年より編集課に異動。ウェブ記事、雑誌記事などにたずさわる。
教員か、HRビジョンか。
―― HRビジョンに新卒で入社されましたが、何を軸に、就職活動を進めていましたか。
一番大きな軸は、「楽しく働いている人を増やしたい」です。
子供のころ「働くの、大変そう……」「大人になっても楽しくなさそう……」と思ったことはないでしょうか。私の場合、就職活動と同時に教育実習も行っていたのですが、「大人が楽しくなさそうなのに、生徒に『楽しい大人になるため頑張れ!』と言うのもなんだかなぁ」と思っていました。
そんなところから、「楽しく働く人を増やすためには、どんな仕事があるんだろう」と考え、「働く人に関わる仕事」に注目するように。人材紹介会社・人材派遣会社・研修会社・人事部などを受けるなかでHRビジョンに出会いました。

―― 人材ビジネスを中心に就職活動をしていたということですが、どこに魅力を感じて入社を決めましたか。
「楽しく働いている人を増やしたい」と考えたときに、人材紹介会社では目の前の一人だけ、研修会社では研修を受けた人だけ、人事部では自社の社員だけが対象です。けれど、HRビジョンでは働く人全てが対象。自分の就職活動の軸にあてはまり、かつ広範囲で働く人に関われると感じたのが入社の決め手でした。
また、「教員と迷わなかったのか」という質問もよくいただきます。もちろん迷いました。しかし、前述の通り、原点は「働くの、大変そう……」「大人になっても楽しくなさそう……」であり、自分が「大人、楽しくなさそう」と思ったまま生徒に教えるのはしっくりきませんでした。
そうであれば、HRビジョンに入社し、「『働くの楽しそう!』『大人になっても楽しそう!』という世の中を作りたい」と思い、選考に進みました。
自らの企画が、組織の変革を促すきっかけに。

―― 現在携わっている編集の仕事について教えてください。
さまざまな仕事をしていて説明が難しいのですが、大きく分けると二つです。
一つ目は、通年で行っているもの。WEBサイト『日本の人事部』関連の業務です。『日本の人事部』は人事向けの情報サイトなので、人事部の役に立つ大学教授の研究・人事部のインタビュー記事などを掲載します。情報を掲載するために、企画出し・取材依頼・取材・原稿確認・記事登録・PV調査などを日々準備しています。
二つ目は、季節ごとに行うもの。イベントや、情報誌関連の業務です。講演型イベント「HRカンファレンス」の講演設計や登壇依頼、人事の勉強会「HRアカデミー」の打ち合わせや運営、表彰イベント「HRアワード」のエントリー募集や管理、アンケート調査「人事白書」の設問作り、情報誌「LEADERS」の取材やデザインチェック、社内の業務改善プロジェクトなどがあります。
―― 仕事のやりがいを感じたエピソードを教えてください。
以前「言葉の壁を越えるには何が必要か?」という記事を企画したときのことは、非常に印象に残っています。この記事を企画した理由は、さまざまな国籍や文化的背景を持つ人々が在籍している企業で、従業員が一つの目的に向かって進んでいくためには、「言葉」による意思疎通が不可欠であると感じたからです。
そこで、言語学の先生にお話を聞くことに。「同じ言語を使用して会話が成立しているように見えても、実はコミュニケーションがとれていないことがある」「相手によって伝え方を“調整”する能力が必要だ」という先生のお話は、私自身も大変興味深く、示唆のあるものでした。
記事が掲載された数ヵ月後、外国人従業員が活躍している企業の人事部の方から「言語学の記事を読み、気づきと勇気を得ることができました」と感想をいただき、非常にうれしく思いました。記事が読者にきちんと届いていることを実感できましたね。
―― なるほど。「言語学」と「HR」。離れているように見える分野を結びつけた面白い企画ですね。
さまざまな学問から「人」と「組織」に関して追究できることが、『日本の人事部』の編集職の面白さだと思います。新たな視点で人事課題における解決策を提示することで、「そういう考え方があったのか!」といった感想をいただくこともあります。
―― 記事だけでなく、イベントの企画にも携わるのが、HRビジョンの編集者の特色ですよね。
そうですね。イベントでは、自分の企画した講演のテーマに興味を持ってくださった人事パーソンが一堂に会し、講演を聴講した上で意見を交換する場があります。実際に、登壇者の方々や参加者同士が「私と同じ考えの人がここにいた」と意気投合したり「うちで組織改革を進めているのだが、相談に乗ってくれないか」といった話に発展したりすることもあります。記事企画だけでなく、イベントにより人的ネットワークの構築を促すことで、各社の組織変革の「きっかけ」をつくれる点もやりがいの一つです。
多くの人が所属する「会社」という組織。「過労」「ハラスメント」「大量離職」…世の中の会社が抱える課題について、学生の皆さんもニュースなどを通して目にしたことがあると思います。日本の企業全体を変える「きっかけ」をつくり、人々が前向きに生きる未来を創出していく。38万人の人事ネットワークを持つ『日本の人事部』の編集職だからこそできる仕事だと感じています。
時代が変化しても、最適な形でコンテンツを届け続けられる編集者へ
―― 編集者として、今後どのように成長していきたいとお考えですか。
今後のキャリアを考える上で、大きく二つの軸があります。
一つ目は、時代の変化に柔軟に適応し続けることです。AI技術の進化は目覚ましく、コンテンツの在り方も常に変化しています。どのような変化が訪れても、その波に乗り続け、最適な形でコンテンツを届ける力を磨き続けたいと考えています。
二つ目は、「面白い企画」を生み出し続ける人間であることです。編集者のミッションは、多くの人の心を動かすコンテンツを生み続けること。読者の心を掴み、行動を促すような魅力的な企画を生み出せる編集者でありたいと強く思っています。
「HR」に強く興味を持てる人
―― 最後に就職活動中の学生さんへのメッセージをお願いします。
「HR」に興味を持った学生さんに、ぜひ応募いただければと思います!
「HRに興味を持てること」これが、HRビジョンでやりがいを持って働ける・活躍できる鍵になると思います。「HR」というとまだなじみがない方はこんなフレーズに置き換えてみてください。
- 働くってどういうことだろう?
- 人事部って何をやっているんだろう?
- 組織ってどんな課題を抱えているんだろう?
- 「ヒト」に関する企業の課題はどうやって解決するんだろう?
こんな疑問や興味が、入社してからのモチベーションや、新しい企画の種になります。 興味を持っていただけた方は、ぜひご応募ください。

