世の中に良い影響を与える「コンテンツ」を
Mizui.D
クリエイティブ部 編集 マネージャー
2006年 中途入社
1999年、立命館大学卒業後、大手新聞社系出版社に入社。就職関連書籍・Webサイトの 編集などを担当。2006年、HRビジョンに入社。人事・人材サービス関連記事の編集、イベント企画・運営などを担当。
「知りたい」にまっすぐ。「好奇心」で、人の心を動かす
―― 編集者である水井さんのお仕事内容を教えてください。
『日本の人事部』における記事の企画・編集や、「HRカンファレンス」をはじめとしたイベントの企画に携わっています。取材やイベントでお世話になるのは、大手企業の人事パーソンや研究者をはじめとした有識者の方。知的好奇心が満たされるこの仕事に魅了され、気付けば19年が経っていました。
また、HRビジョンは、次々に新しい事業やサービス・企画を生み出す会社です。私は、「HRカンファレンス」などのイベントや、人事に関するアンケート調査をまとめた『人事白書』の企画の立ち上げに携わりました。特に、「HRカンファレンス」は、今では年間4万人を動員するイベントに。自らが立ち上げたサービスが、多くの人事パーソンに愛されていることは非常に感慨深いですね。

―― 水井さんといえば、いつも面白い企画を手掛けられているイメージがあります。ご自身が制作された記事の中で、特に印象深いものについてお聞かせいただけますでしょうか。
最近手掛けた記事の中で特に印象深いのは、「おじさんコミュニティで意思決定する時代は終わった」という記事です。記事では、「多様性」をテーマに、「おじさんコミュニティ」という言葉で、日本企業における同質的な男性を中心とした閉鎖的なコミュニティによる意思決定の慣習を表現し、それが「なぜ現代にそぐわないのか」「新時代のリーダーには何が求められるのか」を具体的に伝えました。
取材させていただいたのは、以前からお会いしたいと考えていた経営学者の方です。その方の記事を拝読していた際に、男性同士の閉鎖的なコミュニティのことを「おじさんコミュニティ」と表現されており、「これを記事の切り口にすれば多くの読者に響くコンテンツになる」と直感的に感じました。
おそらく、多くの方から共感を得たことや「おじさんコミュニティ」というエッジの効いたワードが目を引いたのか、この記事は社内外で大きな反響を呼びました。「多くの人に届いた」という確信を得られたことは、私にとって大きな喜びでしたね。
―― HRビジョンの編集者は、記事だけでなく講演型イベントの企画もします。イベントで特に印象深かった企画はありますか。
最近手がけた「HRカンファレンス」の講演の企画で、大きな手応えを感じました。タイトルは、「職場の『伝わる』を実現する――コミュニケーションの本質と課題解決策とは」。昨今、職場において、対話、メール、オンライン会議など「伝える」手段が増えている一方で、「意図が理解されづらい」「誤解が生じてしまう」などのトラブルが発生しやすくなったと感じています。多くの人が抱えているこの悩みを解決できれば、と思い講演を企画しました。
この講演は多くの集客があっただけでなく、参加者の満足度が非常に高く、社内のメンバーからも「面白かったよ」と声をかけてもらい非常にうれしく思いました。また、この講演は、「HRカンファレンス」の満足度上位講演にも選ばれました。
なぜ、この講演が注目を集めたのか…理由は登壇者である言語学者の先生と、人事の知見を持つ方の「異色の組み合わせ」にあったのではないかと考えています。「職場のコミュニケーション」の本質的な課題について、言語学的な知見、そして人事の実践的な視点から深く掘り下げることで、人事の方々に新たな気付きを与えられたことが評価されたのではないでしょうか。
―― 水井さんの企画からは、いつも新たな気付きを得ることができます。
コンテンツを通して、人々に新たな視点や気付きを提供し、読者の「行動」を促せたときに、編集者として最もやりがいを感じますね。そのために、自分自身の「興味関心」や「問題意識」を企画にすることを意識しています。なぜなら、私自身が日々感じている課題や疑問が、多くの人にとっても「気になる」ことかもしれないからです。そして、「知りたい」というまっすぐな気持ちがあれば、より情報を掘り下げることができ、結果的に、熱を帯びたコンテンツができると考えています。
世の中に良い影響を与えるコンテンツを、編集者として作り続ける

―― これまでのご経験を踏まえ、今後どのようなことに挑戦していきたいとお考えでしょうか。
これからもずっと、読者や社会に良い影響を与える「面白いコンテンツ」を作り続けていきたいですね。読者にとって価値があり、社会に良い影響を与えるようなコンテンツを生み出し続けることが、私の編集者としてのミッションだと考えています。
あとは、新たなサービスの立ち上げにも興味があります。以前「HRカンファレンス」の立ち上げに携わった際は、数々の困難に直面しました。市場におけるニーズの分析、ゼロからの企画、チームビルディング…「前例がない」中で最適解を探し続けることは、決して簡単ではありません。しかし、「いかにして課題を乗り越え、目標を達成するか」を常に考えながらサービス作りに励む毎日は、私を大きく成長させてくれました。HRビジョンの挑戦できる環境を生かして、今後も新たなことにチャレンジし続けたいですね。
「やり切る」「世の中に影響を与える」の姿勢や意欲
―― HRビジョンには、今後どんな方に入社してほしいですか。
そんなに特別な能力は必要ありません。「やり切る」「世の中に影響を与える(できればHR関連で)」の姿勢や意欲さえあれば活躍できます。経験を積むうちにスキルや知識はおのずとついてきます。
HRビジョンは「新しいものを生み出す仕事が多い」「一人ひとりに任される仕事の範囲が広い」ことが特徴です。それをおもしろいと思ってくれる方をお待ちしています!

